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タッチパネル・システムズ株式会社

事例紹介

Case Studies

デジタルサイネージ

東京スカイツリー®[2017]

55型タッチモニターを3台繋げたパノラマ画面で、東京スカイツリーからの眺望をさらに楽しめる「東京時空ナビ」

東京スカイツリーは、2012年5月の開業以来、国内外から多くの観光客が訪れる人気観光スポットです。 360°の眺望を楽しむことができる天望デッキ フロア350には、大型タッチモニターで天望デッキから一望できる様々なスポットを分かりやすく案内する「東京時空ナビ」が設置されています。

導入製品


東京時空ナビは、55型のタッチモニター(横表示)を3台繋げたパノラマ画面に景観を映し出し、画面にタッチすることで表示されている様々なスポットの情報をチェックしたり、拡大写真を見たりして、眺望をより楽しむことができる映像表示装置です。東京時空ナビは、天望デッキ フロア350内の4ヶ所に設置され、毎日たくさんのお客様に利用されています。


東京時空ナビのタッチモニターとして、2017年3 月からタッチパネル・システムズの55型インタラクティブ・デジタルサイネージが採用されています。東京スカイツリーの施設管理を担当している東武タワースカイツリー株式会社 営業本部 運営部の鈴木康之様と柳澤恵理様、さらに東京時空ナビの設計・設置を担当されたノムラテクノ株式会社 米光真哉様に、導入背景を伺いました。

導入背景

東京時空ナビは、天望デッキのビューサポートのための装置として導入されました。最新施設である東京スカイツリーとして、ビューサポートにも最新技術を活用したいという意図から、天望デッキからの眺望と同じパノラマ写真を大型モニターの画面上に表示し、タッチするだけで各スポットの拡大写真や情報を見ることができる最新式の展示演出を作りました。お客様は、天望デッキからまるで望遠鏡で景色を眺めているような感覚で、眺望を楽しめるようになっています。

東京時空ナビのコンテンツは、老若男女・国籍を問わず誰でも簡単に使用できるよう、直感的な操作で利用できるように作られています。また、各スポットの情報や交通網を写真に重ねて画面上に表示するなど、景観に価値を付加することで、より良い眺望体験を提供できるような作りになっています。

さらに、昼夜の景観を写し出すコンテンツによって、日中のお客様は夜景、夜間のお客様は日中の景色と、それぞれ実際に天望デッキから見える景色とは異なる昼夜逆転の眺望も楽しむことができます。

東京時空ナビは、東京スカイツリー開業時から導入されていましたが、5周年を迎えた2017年にタッチパネル、モニターなどの機器の更新を行った際、タッチパネル・システムズの55型インタラクティブ・デジタルサイネージが新たに採用されました。

導入の効果

以前は、モニターにタッチパネル(タッチセンサー)を後付けしたタッチパネル式のサイネージを採用していました。 その構造上、長期間使用しているとモニターとタッチパネルの間にどうしても埃などの異物が溜まりやすいという悩みがありましたが、新しく採用したタッチパネル・システムズの製品は、モニターとタッチパネルが一体型になっているタッチモニターなので、この課題をクリアすることができて満足しています。(柳澤様)

新しいタッチモニターの導入後は、画面表示の発色が良くなり、タッチの操作性が向上しました。 東京時空ナビは使い方が非常にシンプルで、同時に複数のお客様がタッチしても簡単に操作できるので、いつ見てもたくさんのお客様にご利用いただいている状況です。特に、お子様には大変喜んでいただいていると思います。(鈴木様)

東武タワースカイツリー株式会社
柳澤 恵理 様
東武タワースカイツリー株式会社
鈴木 康之 様

ハードウェア採用のポイント

新しいタッチモニターの導入にあたり、複数のお客様が同時にタッチできるようマルチタッチ対応であることと、以前のモニターが52型だったため同程度の画面サイズであることがスペックの要件でした。 また、毎日多くのお客様が頻繁に利用される環境において、耐久性が重要であることは当然ですが、特に時空ナビの筐体はほぼ平置きに近い状態でタッチモニターを組み込んでおり、お客様が画面をタッチする際に胸ポケットや手に持っているものが画面上に落下することが想定されるため、タッチ面の耐久性が重要なポイントでした。 その点タッチパネル・システムズには、検討段階でタッチパネルの耐久性に関する詳細なデータを提示していただき、また事前に実機で検証する機会も設けていただいたので十分に評価することができ、採用に至りました。(米光様)

ノムラテクノ株式会社
米光 真哉 様